製品販売鉄道資材・測定解析装置

鉄道資材・測定解析装置

デジタル動揺計 W0031A

概要

鉄道車両などの床上振動や乗り心地を計測するための計測器です。旅客鉄道事業の輸送品質の根幹とも言える乗り心地管理には、振動加速度の測定と解析が欠かせません。中でも車両の検修業務や、軌道管理業務にはなくてはならないものと言えます。そこで、公益財団法人鉄道総合技術研究所では、今まで蓄積した乗り心地解析ノウハウをソフトパッケージ化し、コンパクトなデジタル動揺計/W0031と共に、平易に使える解析システムを開発しました。
デジタル動揺計W0031総合案内 [PDF]

特徴

  • シリコンピエゾ抵抗型3軸加速度センサ・単三乾電池(4本)・デジタル信号処理・USBインタフェース機能を一体化し、小型・低価格化を実現しました。
  • 記録以後解析までは汎用Windowsパソコンで行います。
  • 乗り心地解析は乗り心地レベルLT解析に準拠した形式で、定型のMS-EXCELワークシートに出力されます。
  • 標準的なEXCELファイル形式で生成しますので、対外向けレポート作成の際は自由な表現のアレンジが可能です。
  • 車両検修用の著大値リスト・乗り心地線図解析、丸解析を行う乗り心地線図解析ソフトツールを標準付属品としています。
    ※乗り心地線図解析ソフトツール [PDF]
  • オプションで、軌道管理用の著大値リスト・乗り心地線図解析、丸解析、マイクロラボックスへの移行用距離軸変換ツールなど多彩なソフトウェアが用意されています。
  • W0031Aは底板にスパイク取付けネジ穴M6がついています。W0031の底板にはネジ穴はありません。またW0031は在庫限りで、W0031Aに移行します。

主な定格性能

項目 定格・仕様
加速度センサー
  • 3軸ピエゾ抵抗型:333mV/G、±0.5Gfull
  • 感知周波数帯域:DC~200Hz
  • 直線性精度:±1%以下
信号処理
  • 量子化分解能:10bit (±2LSB)
  • 総合処理精度:1% (1Gfull)
  • フィルター帯域:DC~125Hz (-3dB)
  • サンプリング周波数:409.6Hz/ch (固定)
  • 入力チャンネル数:4ch(加速度3ch,外部1ch)
インタフェース
  • USB2.0 準拠(WindowsXp 標準)
  • データレコーダソフトウェア:WinPcAdr0031
  • 一時生成ファイル:バイナリ2バイト形式
  • 生成データ量:4kByte/sec
  • 記録時間:HDD 空き容量に準ずる
電源入力
  • 単三乾電池4本(アルカリ電池で約2時間)
  • ACアダプタDC9V(150mA)
外形寸法・重量 99.4(W)×100(D)×54.4(H)、約660g
使用環境
  • 温度:0℃~40℃、湿度:20%~80%
  • 保存温度:-20℃~70℃
  • 結露・腐食ガス等の無き事
振動・衝撃 JIS E4031-2B、JIS E4032-1A に準ずる
標準付属品
  • 単三乾電池(アルカリ電池):4本
  • USBケーブル2m:1本
  • ACアダプタ:1個
  • 標準付属ソフトパッケージ:1式

価格

価格はお問合せ下さい。

カタログ(ハードウェア編)とカタログ(ソフトウェア編)を用意しております。 ハードウェア編はW0051・W0031Aと各種サポート機器について、またソフトウェア編は標準付属ソフトパッケージとオプションソフトパッケージについて、さらに詳しい内容を掲載しています。
総合カタログ(ハードウェア編) [PDF]
振動解析カタログ(ソフトウェア編) [PDF]

■ 開発元 公益財団法人鉄道総合技術研究所  ■製造元 有限会社ワットシステム
■ 販売元:株式会社テス 営業