製品販売鉄道資材・測定解析装置
鉄道資材・測定解析装置
架線着霜発生予測プログラム
概要
冬季の晴れた早朝には架線着霜が発生することがあります。この対策として霜取り列車運行は有効ですが、経験則に基づく判断のため、予想が外れて見逃しや空振りとなることも多く、発生予測精度の向上が課題でした。現地観測と霜の発生メカニズムに基づき、一般に入手可能な4つの気象情報から架線着霜の発生を精度よく予測する手法をプログラム化しました。
本プログラムは、次世代新幹線 ALFA-X の走行試験時に従来の架線着霜発生の判定基準とともに活用されています。
特徴
- 霜の発生メカニズムに基づいて、架線着霜の発生を予測します。
- 本予測手法は、夕刻の気温、湿度の実測値と翌朝の予想天気、予想最低気温のみを用います。
- 本予測手法の適中率は約9割です。(気象予報の影響要因を除く)
- 実際の霜の発生状況を記録することで、自動的に適中率を向上させる調整機能が付いています。
架線着霜発生予測フロー
利用方法について
- 架線着霜発生予測プログラムをお使いのPC(OS:Windows10)へインストールします。
- プログラムを立ち上げ、気温、湿度の実測値と翌朝の予想天気、予想最低気温を入力すると霜の発生の有無が表示されます。
- 実際に霜が発生したか記録します。
- 記録は日々の作業記録として保存されます。
- 記録が10日分以上溜まると、適中率が向上するように自動的にパラメータ調整が可能となります。
架線着霜予測プログラム入力画面